Vol.44

寒くなると、危険なヒートショック!

2018.2.17

ヒートショック

みなさん、こんにちは。

 

インフルエンザの患者数が、統計を取り始めた平成11年以降過去最多になったそうです。
国立感染症研究所によると、今シーズンのインフルエンザでは、
検出されたウイルスはB型が全体の43%、A型のH1N1型が31%と、
A型とB型の2つのタイプが同時に流行していることから、
インフルエンザに2度かかってしまう人も出ているので、
みなさんも気をつけてくださいネ。

 

寒くなってくると、風邪やインフルエンザ以外にも気になるのがヒートショックです。
みなさん、ヒートショックってご存知ですか?
急激な温度変化が血圧に影響して、心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こすことです。
「我が家の冬のお風呂(脱衣所)は露天風呂」って、よく例えに出してるのですが…
みなさん、ヒートショックの最大の原因は「温度差」です。
暖かい部屋から寒い脱衣所へ行くと、冷えだ体を熱いお風呂であただめたくなりますよネ。
その何気ない行動が血圧を急激に変動させ、心臓に負担がかかって倒れてしまうんです。
逆に言うと、入浴前に脱衣所や浴室を暖かくして、39~40度程度のお湯で
満足てきる環境にしておけば、犠牲者を大幅に減らすことができるんです。

 

東京都健康長寿医療センター研究所が、入浴中に心肺停止状態に陥った高齢者について
調査をして、結果を公表しています。
http://www.tmghig.jp/J_TMIG/release/release25.html
2011年一年間に、入浴中心肺停止状態(CPA)になった事例を調査したところ、
各県の高齢者1万人あたりCPA発生件数の上位3県は

 1.香川県(7.16件)
 2.兵庫県(6.45件)

 3.東京都と滋賀県(いずれも5.83件)

下位3件は、

 1.山梨県(2.54件)

 2.北海道(2.03件)

 3.沖縄県(1.78件)
でした。
比較的温暖な地域での犠牲者が多くて、寒さが厳しい北海道での犠牲者が少ない
っていうのは、なんとも不思議ですよネ。
でも実は、これにはきちんとした理由があるんです。

 

 

寒い地域の住宅は.全室暖房が基本なんですネ。
全室暖房だと、部屋ごとの温度差が少ないので、体に負担がかからないんです。
一方、温暖な地域では、局所暖房が主で、
「誰もいない部屋を暖めるのは資源の無駄」っていう節約志向と
断熱性があまり高くない住まいが被害を増やしているっていう実態です。

 

みなさん、省工ネな住宅というと、環境に優しいとか、光熱費の節約になる…
と思う方が多いのではないかと思いますが・・・
もう一つ知っておいていただきたいのが、『健康で快適になる』ということ。
兼好法師が700年ほど前に記した「徒然草」の中に
「住まいは夏を旨とすべし」とあって、日本では、
昔から高温多湿の夏にしのぎやすいことが優先される風潮があります。
冬は冬で、コタツやいろりのように、部分的に暖を取るのが普通でした。
こたつは、足は温かいけれど、上半身は外の寒いところに出てるし、
いろりは、火に当たる正面は暖かいけれど、当たらない背中は寒い。
これが、健康に悪影響を与える原因だったんです。
暖かいと血管が開いて血圧が下がりますが、冷たいと血管が収縮して血圧が上がります。
だから、部分的な暖の取り方は、体に低血圧と高血圧を併存させるようなもの。
さらに、家の中自体に寒暖差が大きいと、血管が伸縮を繰り返すことになって、
脳梗塞や心筋梗塞などの循環器系疾患の危険が高くなるんです。

 

ヒートショック以外にも、住宅の断熱性能が低いとどのような問題が起こるのか?
実は、住宅の断熱性能が低いと、室温が低いために命の危険が高まるんです。
全国公衆衛生関連学協会連絡協議会シンポジウム「住環境と健康」の資料
http://www.japhsa.jp/event/file/20160823_2.pdf
では、冬になると増える循環器系や呼吸器系の疾患、

家庭内における不慮の事故などと、断熱の関係が示されてます。
この資料、結構面白いです。
・欧州の温暖な国ほど冬の死亡が増大
・日本でも温暖な県で冬季死亡増加率大
・高断熱住宅普及地で冬の死亡が少ない
・低断熱住宅で高齢時の高血圧者割合大
なんて資料がひとまとめにしてあります。

 

 

高断熱住宅に転居することによる健康改善効果も報告されてます。
超高齢化する社会と、住宅の断熱性能の低さが大きく影響している実態です。
寒ければ服を着ればいいじゃないかと思われるかもしれませんが、
お風呂に入るときは服を着ることができませんし、
肺には服を看せることすらできないため、
不慮の事故や呼吸器系の疾患は、
冬の住宅の室温を上げないと改善することが難しいんです。
そこで、国策として、冬には少ないエネルギーで家全体を十分に暖め、
夏には冷房の効果を向上させるために、高断熱でエネルギーを
極力必要としない住宅の晋及を国は進めている真っ最中なんです。

 

―お知らせ―
これからの家の基準を知らないで建てちゃうと
せっかく建てた家の資産価値が激減!?しちゃうかもしれない。
みなさんの家づくりに、ぜひとも【住まいる塾】をお役立てください。
↓↓↓

http://www.acehome.co.jp/feature/0304.html

 

 

追伸
みなさん、環境省の「省エネ住宅推進大便」を務めるタレントの壇蜜さんが
先月17日にエースホームの親会社であるLIXILの製品体験施設
「住まいStudio」(東京都新宿区)を訪れ、高断熱・高気密住宅の
優れた性能を肌で感じたというニュース見ましたか?
https://www.youtube.com/watch?v=azwCZL747gU

壇蜜さんは今回「昔の家」と「これからの家」を体験して、
「二つのお部屋を比較して、床と窓のサッシの冷たさがここまで違うと思いませんでした。
やっぱり体験して初めてわかることがあるんだと気づかされました。」とのこと。

 

この施設、うちのスタッフも行って体験してきました。
この体感型ショールームでは、大きく「Studio一冬一」と
「Studio一夏一」かあって、季節ごとの室内環境の違いが再現され、
「Studio一冬一」では、「昭和の家」「現在の家」「これからの家」の
3つの体感ルームが用意されています。
「昔の家」は1980年の省エネルギー基準で、「今の家」は2016年基準。
「これからの家」は民間団体や専門家が設立した「2020年を見据えた
住宅の高断熱化技術開発委員会(HEAT20)」が提案する、
より高い性能グレードに基づいています。

格段に断熱基準が向上しているのを実際に体験しながら、

快適な環境が私たちの体にどのように作用するのか?
そして、快適な環境の大切さを体感することができました。
エコ住宅に関しては、また近いうちに詳しくお伝えしますネ。

 

―お知らせ―
「家づくりのギモンを解決」コラム更新しました!
↓↓↓

http://www.acehome.co.jp/column/index.html