Vol.103

家づくりでできる空き巣対策

2021.3.6

家づくりでできる空き巣対策

 

 

家のセキュリティ対策、大丈夫ですか?

 

ということで、今回は、これから建てる家を「空き巣に狙われやすい家」にしないために防犯を考えた住まいづくりのお話です。

 

 

 

住まいの防犯を考えるためには、まずは被害の実態を知ることが必要です。

どのような家が狙われやすいか?を侵入窃盗犯になったつもりで、考えてみましょう。

警察庁が「御自身や御家族の安全と財産を守るため、侵入窃盗の現状を確認しておきましょう」って「住まいる防犯110番」というサイトを開設しました。

 

また、警備会社のALSOKも空き巣の傾向を警視庁の統計データから読み解いてました。

 

それらのデータによると・・・

 

【1】空き巣被害は今の季節が多くなってくる

警察庁が発表している空き巣の月別認知件数をみると、月によってばらつきがありますネ。

夏から秋冬にかけて、だんだんと空き巣が増えてる傾向。

 

 

その理由は、エアコンつけっぱなしだった夏を過ぎると、窓を開けて自然の風で過ごせることができるようになって・・・

 

・気候がよく風を通すために窓を開けることが増える

・行楽や運動会などで家を留守にする機会が増える

・日が暮れるのが早くなる(暗くなるのが早い)

・散歩する人が多くなる(狙う家にまぎれて近づきやすい)

・年末年始を無事に過ごしたいと思う素人ドロボーが増える

 

とか、ドロボーが侵入しやすい条件が重なるからかもしれません。

 

 

【2】在宅中でも要注意!

侵入窃盗はどんな場所で発生する?

 

「空き巣」といえば、やっぱり一戸建てが被害に遭いやすいかも。

侵入被害の多さという点では、「4階建以上」よりも「3階建以下」、「3階建以下」よりも「一戸建て」と多くなっていることから、低層階ほど侵入が多いといえます。

 

 

 

 

侵入犯罪って、留守中に侵入する「空き巣」だけじゃないんです!

侵入のタイミングで3つに分けられます。

  • 空き巣・・・留守宅に侵入するもの
  • 居空き・・・在宅時に侵入するもの
  • 忍び込み・・・就寝時に侵入するもの

(下のふたつは警察用語なんでしょうかネ?)

 

 

 

グラフのとおり、圧倒的に「空き巣」の割合が多いんですが、住人がいる時に侵入する「居空き」と「忍び込み」も足すと全体の半分を超えちゃう。

ドロボーと鉢合わせてしまうと、身に危険がおよぶ可能性も高いです。家にいるとき、いないとき、に関わらずドロボー対策は必至ですネ。

 

 

【3】常に最も簡単に侵入できる方法を考えてる

 

まずはどのような手口で侵入するかを知って、それに合わせた対策をとれば効果的です。

 

データによると、驚くことに最も多いのは「無締り」!(これも無施錠の警察用語?)

一戸建て住宅の無締りのトコからの侵入割合は46.5%。

 

 

 

トイレの窓とか2階の窓なんかの、一見入りにくそうなところからでも、カギがかかっていなければ標的にされます。

戸締りはしてても、そのカギを持ち歩かず、たとえば郵便受け、植木鉢の下なんかに隠しておくと見破られちゃうかも!?

「ちょっとゴミ出しに」、「ちょっとコンビニへ」とか少しの間でも家を空けるときにはカギをかけましょう。

在宅時でも施錠を心掛けたほうがいいですネ!

 

住宅侵入犯の手口で無施錠に続くのがガラス破りです。その割合は一戸建て住宅で37.7%にものぼってます。

その侵入口は先のデータで「窓から」が最多となっていて、一戸建ての場合は、実に57.6%が窓から侵入されてます。

 

 

 

 

 

窓ガラスを破壊し、そこから手を入れて解錠してする手口。

通常のガラスサッシであれば、あっという間に破壊できるそうです。

 

以上のようなデータからは、侵入しやすい家を狙ってなるべく早く逃げ出したいって考えてるドロボーさんの心理が浮かんできますネ。

 

なので、対策は、狙われやすい要因を把握したうえで考えると・・・

「無締り」「ガラス破り」が侵入手段として多いので、すべての窓やドアの鍵をしっかりかけ、戸締まりを日常の習慣にすることが重要ですネ。家にいるときはもちろん「数分間だけ家を空ける」というときでも、しっかりと施錠する。

 

ということで、どこから対策すればいい!?ですが・・・

 

今の住まいでも、計画してるマイホームに住んだときでも最初にやるべき防犯対策は、玄関や窓の鍵をかけ忘れないこと。

これなら費用を掛けずに今日からすぐ始めることができますネ。日ごろから防犯意識を持って、こまめに鍵をかけることを習慣化することがあたりまえだけど基本ってことでした。

 

 

 

【4】家づくりでできる対策方法

 

一戸建てで多い窓からの侵入、なかでも多いのがガラス破り。窓って家の中に光と風を取り入れる大切な開口なんですが、

その分、断熱や防犯面で弱点になりやすい場所なので、まず窓まわりにしっかりとした対策を施しておくことが大事。

その際、キーワードになるのが、侵入に要する「時間」。

 

「住まいる防犯110番」には、侵入者が侵入をあきらめる時間についても出てました。

 

 

 

 

侵入をあきらめる時間について「2分」と答えた元ドロボーが約17%、

「2分を超えて5分以内」と答えた元ドロボーが約51%。

5分かかるとドロボーのおよそ70%は諦め、10分以上かかるとほとんどのドロボーが諦めるということなので、ドロボーの攻撃に対して「5分」耐えることができれば、たいていのドロボーが侵入をあきらめるのかもしれません。

 

この時間稼ぎに効果が高いのが、ガラスとガラスの間に膜を挟み込んでガラス破りに抵抗力を発揮しちゃう防犯ガラス。

空き巣対策に効果があるだけでなくって、台風や地震などの災害時にも安全性が高まりますので、新居では防犯ガラスの検討もオススメします。

 

 

つぎに玄関ドアの防犯対策ですが、LIXILさんの玄関ドアをチェックしてみたら、イマドキのはやっぱり防犯機能が充実してますネ。

 

 

窓も玄関ドアも、とにかく時間を稼ぐための対策しておくために警察庁から「侵入までに5分以上の時間を要する」とか防犯性能を評価された「防犯性能の高い建物部品目録」が公開されてるので、新居ではそれも参考にするのもいいでしょう。

 

万が一、ドロボーの被害にあって、お金にはかえられないなにか大事な思い出の品を失ってしまったら・・・

大切な住まいと財産を守る防犯意識を持つことが大切ですネ。