Vol.198
日本の室温環境ランキング|断熱が大切な理由
2023.2.7
日本の室温環境ランキング|断熱が大切な理由
日本の家のほとんどが断熱されていない事実!
何と!日本の住宅の約4割が無断熱状態!

日本では、住宅の省エネルギー性能についての基準が、法律※によって定められています。その基準は、1979年に法律が作られてから現在までに何度か改正されていますが、改正のたびに厳しくなり、新築住宅の省エネルギー性能は上がってきました。
省エネルギー建材、住宅の省エネルギーリフォームについて、経済産業省の資源エネルギー庁がまとめた資料によると、約6,500万戸ある既築住宅についてはまだまだ不十分な状態です。
そして、既築住宅のうち、なんと!無断熱住宅が約4割もあります。
省エネルギー建材、住宅の省エネルギーリフォームについて、経済産業省の資源エネルギー庁がまとめた資料によると、約6,500万戸ある既築住宅についてはまだまだ不十分な状態です。
そして、既築住宅のうち、なんと!無断熱住宅が約4割もあります。
10°C以下でも珍しくない不健康な日本の室温環境

ウェザーニューズの“冬の暖房事情調査”の結果では、起床時の寝室の気温は全国平均で12.4℃でした。
寒い朝を迎えている県のランキングでは、1位長野県(8.8℃)、2位大分県(9.0℃)、3位宮崎県(9.4℃)、4位佐賀県(9.7℃)、5位滋賀県(9.9℃)と、冷え込みが弱いと思われがちな九州などで温度が低く、北日本より寒い朝を迎えていることが明らかになりました。
お布団で寝ている時の温度が約28℃とすると、起き上がって布団を出たとたんに20℃近くの温度差を感じることに。
急激な温度差は、血圧が急変動するヒートショックを引き起こす可能性があり大変危険です。
寒い朝を迎えている県のランキングでは、1位長野県(8.8℃)、2位大分県(9.0℃)、3位宮崎県(9.4℃)、4位佐賀県(9.7℃)、5位滋賀県(9.9℃)と、冷え込みが弱いと思われがちな九州などで温度が低く、北日本より寒い朝を迎えていることが明らかになりました。
お布団で寝ている時の温度が約28℃とすると、起き上がって布団を出たとたんに20℃近くの温度差を感じることに。
急激な温度差は、血圧が急変動するヒートショックを引き起こす可能性があり大変危険です。
冬に田舎に帰るのは、寒くてイヤ!

住宅リフォーム推進協議会の調査によると、子どもを持つ親が自分の実家に対して不満に思うことのTOP3は、すべて寒さに関する内容で、4位以下も室温に関することが続きます。
実家はなぜ寒いのか?
その理由としては、暖房設備が整ってないことや、もっと根本的に断熱性能が低いことが考えられます。
建物の中で熱の出入りがもっとも多いのが窓などの開口部です。冬は室内の熱のなんと58%が開口部から失われています。
平成4年基準より以前の窓は、単板ガラスのアルミサッシなので、充分な断熱性能とは言えませんね。
実家はなぜ寒いのか?
その理由としては、暖房設備が整ってないことや、もっと根本的に断熱性能が低いことが考えられます。
建物の中で熱の出入りがもっとも多いのが窓などの開口部です。冬は室内の熱のなんと58%が開口部から失われています。
平成4年基準より以前の窓は、単板ガラスのアルミサッシなので、充分な断熱性能とは言えませんね。

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