Vol.221
生活動線から考える上手な収納のポイント
2023.7.18
生活動線から考える上手な収納のポイント
「ママの腕の見せ所」にも
限界がある?
夏の冷蔵庫の主役と言えば、子供たちの大好きなスイカやアイス。
それにジュースなど冷やすものが増えるため、冷蔵庫が収納不足に陥りがちになるのでは?
実はクローゼットも冷蔵庫と似たような状況になっているかもしれません。
アンケートによると、収納場所がなくて困っているものは「衣服」が断然トップ。
衣替えを済ませたこの時期、ダウンジャケットやロングコートなど、かさばる冬服はクローゼットの中に収まっていなくてはならないけど、上手に収納できていますか?
冷蔵庫ならママの献立の組み立て方次第でなんとかなりそうですが、衣服やその他の収納不足はなかなか解消できない?賢い収納術があったらいいですよね。
収納を増やしてはいけない?
収納が足りないのなら、収納を足せば万事解決すると思うかもしれませんが、むしろ逆効果!?
そもそも収納を増やすなんて簡単にはできないという点以外に、収納が増えたらその分入れたくなるのが人間の性分で、モノが増えるだけになってしまう傾向があるのだとか。
では「家の適度な収納量」ってあるのでしょうか?
「収納率と満足度」に関するアンケートでは、収納率(床面積に占める収納面積の比率)が14%を超えても満足度はそれ以上増えることはなく、 収納率が多ければ多いほど、比例して満足度が高まるとは限らないようです。
ちなみに一般的には12〜13%程度の収納率を確保できれば満足できると言われています。
「広さ」よりも「場所」が大事!
上手な収納のポイントは、家族の生活動線に合わせて適した場所に収納を設けること。
収納しているモノには、モノごとに「使う時、使う場所」があります。
使う頻度も考慮しながら、使う場所の近くに仕舞っておけば、使いたい時すぐ取り出して仕舞えるから合理的。
また、クローゼットの中で吊るしっぱなしになりがちなアウター類も、収納名人の近藤典子さんの“近藤流たたみ方”なら型くずれやしわも防止できてコンパクトに収納できるからクローゼットの使い勝手もアップ。
小さな家でもちょっとした収納の工夫で広さを確保できる間取りを考えることもできます。
実際にいま、子どものモノが増えて困っているママはぜひ、適材適所の収納がある間取りから考えてみませんか?