Vol.3

話題のマイナス金利と住宅ローン金利について

2016.2.12

挿絵4さて、前回のコラムの話題は「2016年の家づくり」でした。

 

で、その後1月29日に、2016年の家づくりにとても関係ある出来事がありまし

た。

 

それは、日銀が初めてマイナス金利の導入に踏み切ったことです。

 

その後、経済ニュースや新聞では”マイナス金利“という言葉がよく登場してますネ。

 

『マイナス金利』とは、現金や債券などの金融取引において金利がマイナスになるこ

と。

良い機会ですから、『風が吹けば桶屋が儲かる』的にあらためておさらいすると…

 

民間銀行は、銀行間でお金をやりとりするため、日銀に「当座預金」と呼ばれる口座

を持っています。

 

その預金に日銀はいままで0,1%の利息をつけていましたが、2月16日からの預

け入れに関しては、その利息をマイナス0,1%にして,預けるお金から事実上手数

料をとるようにしたということなんです。

 

なぜそんなことをしたかというと、日銀に預けたままだと銀行は手数料を差し引かれ

て目減りしちゃうので、日銀に預けておかないで、企業などへ貸し出したりして、世

の中に出回るお金を増やして、景気を良くしようとしたのです。

 

そして銀行は手数料を取られるのを嫌って、余った資金を日銀に預けずに国債を買ったりします。

するとどこもそうするので国債の「奪い合い」が起きて、取引きが膨らんで価格が上

がります。

 

でも、最終的な受取総額が決まっているので、国債の価格が上がると,受取総額と価

格の差である「利益」部分が少なくなるので,利回りが下がります。

 

債券「相場」が値上がりすれば長期金利は低下、値下がりすれば長期金利は上昇とい

うように、需要と供給の市場メカニズムの中で決まる色合いが強い長期金利は、金利

が下がります。

 

ここに来るまで長くなりましたが…金融政策の影響が,みなさんの家づくりにどう影

響してくるか?が、ここからです。

日銀のマイナス金利導入を受けて、長期金利が一時、過去最低を更新しました。

過去のメルマガでは、主にフラット35を紹介してきましたが、多くの銀行が住宅

ローンとして位置づけている10年固定型の金利などは、長期金利を指標としていま

す。

ということで,住宅ローンだけではなく、自動車ローンや教育ローンの金利も下がる

と期待できます。

今住宅購入を考えている人には恩恵となりそうです。

また、家以外にも車とか普通の人が基本的にローンを必要する大きな買い物を考えて

る人にとっても良いことかも!

逆に貯金が趣味の人には、さらに厳しい時代に!?

 

ただでさえ預けても増えない低い金利がさらに低くなる可能性があります。

 

現に、三菱東京UFJ銀行、みずほ銀行、三井住友銀行の3大銀行は、2~10年満

期の定期預金の金利を8日から引き下げました。学資保険など貯畜性の高い保険商品

の利回りも引き下がったり、保険料の値上げの可能性もあります。

 

そんな時代なので、怪しい投資なんかの売り込みは今まで以上の販売大攻勢をかけて

くるかも?

 

リスクを負うのは購入者だけなので、みなさんも気をつけてくださいね。

 

さて、最近ではちょっと違う定義になりますが、住宅ローンでも使われています。

 

 

現在の住宅ローン金利が最低水準にあるのは事実ですが、マイナスではありません。

 

今のような超低金利時代ならではの環境じゃないと起こらない稀なケースなのですが

一一

現在、住宅ローン減税の制度が設けられていて、平成31年6月まで拡充されていま

す。

0,6%に拡大したフラット35Sの金利優遇の適用が,1月29日甲し込み分まで

で終わってしまいましたが、変動金利の住宅ローンや10年固定では、まだまだ1%

を割っているものが多くあります。

借り入れ金利が0.6%だとすると、住宅ローン控除で残債の1%が戻ってくるよう

な計算上でローンの利息額より優遇措置で戻ってくる金額のほうが大きく、差額の金

利0,4%が戻ってくる『マイナス金利』の状態が生まれることがあります。

 

先日2月3日ですが、新生銀行が住宅ローンの適用金利を最大O,10%引き下げる

と発表しました。

新生銀行は、2月1日に利率を引き下げたばかりで、住宅ローンの金利を月の途中で

見直すのは、異例のこと。

 

変動型(半年)は、年O,68%からO,05%引き下げて、O,63%。

 

住宅ローン控除は、ローン残高の1%だから、返済開始10年間は控除額次第で実質

金利はマイナスに。本来、お金を借りる側が貸してくれる側に利息を払うのに対し

て、マイナス金利になると、利息よりも控除額の方が多いので、貸し手というか政府

が利息を払う感じ。

 

借り手は、お金を借りてなおかつ利息まて払ってもらえるという珍しい現象が起きる

んです!

現在の金利なら住宅ローンを借りることで、当初10年間は支払利息額を超える控除

を受けられる可能性は高いです!

 

住宅ローン減税が適用されるのは2019年6月末までとなっています。

 

住宅ローンの金利は低下しても、1%の還付率は変更されませんので、もしこの先住

宅ローン金利が低下すると、金利差が拡大し、戻ってくるお金が多くなります。

 

住宅購入を検討されている人は住宅ローン減税の利用を検討しながら、資金計画をた

ててみてはいかがでしょうか?

 

2016年の家づくりは、住宅ローンの低金利と住宅ローン減税を味方につけて推進

したいところですね。

 

追伸

 

政府の緊急経済対策により実施されていたO,6%に拡大したフラット35Sの金利

優遇の適用が、1月29日申込受付分をもって終了しました。

 

家を建てる人に役立つ制度は、年末や年度末で終わるものだけではありません。なか

には先着順で終わるものもあります。

 

住宅(正しくはほとんどの人にとっては住宅ローン)は人生最大の大きな買い物。

 

長い間、一所懸命返済していかなければならない家づくりなんですから、貰えるもの

はもらいたいですよね。

 

コラムで最新情報をお伝えしていきますがそれだけじゃなく、各お店で家づくりの不

安を解消する『各教室』もぜひご活用ください。

 

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すばらしいお家づくりを!!